円形脱毛症
● 円形脱毛症とは?
円形脱毛症は、主に自己免疫の関与によって毛が抜ける病気です。
典型的には、境界のはっきりした円形〜類円形の脱毛斑が突然あらわれます。
頭髪だけでなく、眉毛、まつ毛、ひげなどに生じることもあります。
毛穴そのものがなくなる病気ではないため、自然に回復することもありますが、繰り返したり、範囲が広がったりすることもあります。
● 主な症状
・円形または楕円形に毛が抜ける
・1か所だけのこともあれば、複数箇所にできることもある
・脱毛斑どうしがつながって広がることがある
・眉毛、まつ毛、ひげ、体毛に症状が出ることもある
・重症の場合には、爪に小さなへこみがみられることがある
痛みや強いかゆみを伴わないことも多いため、気づいたときには範囲が広がっていることもあります。
● 経過について
円形脱毛症は、比較的軽いタイプでは自然に改善することもあります。
一方で、多発するタイプや脱毛範囲が広いタイプでは、治療が長引くことがあります。
特に、急に範囲が広がる場合や、頭部全体に及ぶ場合には、専門的な治療が必要になることがあります。
● 診断について
多くは、頭皮の状態や脱毛のパターンをみて診断します。
必要に応じて、拡大鏡で毛の状態を確認し、ほかの脱毛症との見分けを行います。
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● 治療について
円形脱毛症の治療は、脱毛の範囲や進行の速さ、年齢、これまでの経過に応じて選択します。
当院では、症状に応じて次のような治療を行っています。
外用治療
・ステロイド外用
炎症を抑える基本的な治療です。限局した円形脱毛症で行います。
・カルプロニウム外用
補助的な外用治療として用います。
内服治療
・抗アレルギー薬
体質や症状に応じて併用することがあります。
・セファランチン
併用療法のひとつとして使用することがあります。
光線治療
・エキシマ
脱毛部に光を照射する治療で、症状に応じて行います。
局所注射
・ステロイド局所注射
限局した脱毛斑に対して行うことがある治療です。特に成人の限局例で選択されます。
治療内容は、患者様それぞれの症状に合わせてご提案いたします。
● 高次医療機関へのご紹介について
脱毛範囲が大きい方、急速に進行している方、頭部全体に広がっている方では、より専門的な治療が必要になることがあります。
そのような場合には、高次医療機関へご紹介いたします。
ご相談ください
「一部だけ毛が抜けてきた」「だんだん範囲が広がっている」
そのような場合は、お気軽にご相談ください。
症状の範囲や進行具合を確認し、お一人おひとりに合わせた治療をご提案いたします。
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