top of page

● 粉瘤とは

粉瘤(ふんりゅう)、またはアテロームは、皮膚の下に袋状の構造物ができ、その中に角質や皮脂が溜まって形成される良性の腫瘍です。​通常、数mmから数cmの半球状のしこりとして現れ、中央に黒点状の開口部が見られることがあります。​顔、首、背中、耳の後ろなど、身体のさまざまな部位に発生する可能性があります。

● 炎症を伴う粉瘤(炎症性アテローム)

 

粉瘤に炎症が生じると、患部が赤く腫れ、痛みを伴うようになります。​炎症が進行すると、膿が溜まり、腫れが増し、最終的には破裂して膿が排出されることもあります。​このような状態では、抗生物質の効果が限定的であり、早急な切開排膿が必要となる場合があります。

image.png

​粉瘤(アテローム)

名称未設定のデザイン (16).jpg

● 治療方法

粉瘤の治療は、症状や部位に応じて異なります。​炎症や痛みがない場合、特に治療を必要としないこともありますが、外観上の問題や将来的な炎症のリスクを考慮して、外科的切除が推奨されることがあります。​

● 外科的切除

 

局所麻酔下で、粉瘤を含む皮膚を紡錘形に切開し、嚢腫を完全に摘出します。​通常、日帰り手術が可能です。​大きなものや、見た目では粉瘤と診断のつけにくいものは、他院へご紹介させていただくことがあります。

● 炎症時の対応

 

炎症が強い場合は、まず切開して膿を排出し、炎症を抑える処置を行います。​炎症が治まった後に、再発防止のための完全切除を検討します。

 

ご相談ください

できものが腫れて痛いと感じたら、お気軽にご相談ください。
一人ひとりに合わせた治療法をご提案いたします。

bottom of page