アトピー性皮膚炎
● アトピー性皮膚炎とは?
アトピー性皮膚炎は、「かゆみのある湿疹」が長期間にわたって良くなったり悪くなったりを繰り返す慢性の皮膚疾患です。多くの患者さんはアレルギーの体質(アトピー素因)を持ち、乾燥肌や皮膚のバリア機能の低下、免疫の過剰な反応などが複雑に絡み合って症状を引き起こします。
● 乳幼児のスキンケア
将来のアレルギー予防につながるかも?
赤ちゃんや小さなお子さんの肌は、とてもデリケート。
乾燥しやすく、外からの刺激やアレルゲンが入り込みやすい状態です。
最近の研究では、早い時期からしっかり保湿することで、アトピー性皮膚炎の発症リスクを下げたり、アレルギー体質への移行を防ぐ可能性があることが分かってきました。


「塗れること」が、いちばん大切。
アトピー性皮膚炎や乾燥肌の治療では、
保湿剤や外用薬を「毎日しっかり塗る」ことがとても大切です。
でも、実際には…
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ベタベタして嫌がる
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においが気になる
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伸びが悪くて塗りにくい
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保護者の負担が大きい
 
そんな声を、私たちはたくさん聞いてきました。
当院では「続けられる外用治療」を大切にしています
当院では、患者様の生活スタイルや好みに合わせて、塗りやすい保湿剤や使いやすい外用薬を一緒に相談して決めていくことに力を入れています。
どんなに効果のあるお薬でも、塗れなければ意味がありません。
だからこそ「どうすれば毎日無理なく続けられるか」を、いちばん大切に考えています。
アトピー性皮膚炎の新しい治療薬について
近年、アトピー性皮膚炎の治療は大きく進歩しています。
これまで主に使われていた「ステロイド外用薬」に加えて、新しいタイプの外用薬や注射薬も登場し、
症状や年齢、ライフスタイルに合わせた選択ができるようになりました。
外用薬
● プロトピック軟膏(タクロリムス)
● コレクチム軟膏(デルゴシチニブ)
● モイゼルト軟膏(ジファミラスト)
● ブイタマークリーム(タピナロフ)
注射薬
● デュピクセント(デュピルマブ)
● ミチーガ(ネモリズマブ)
治療の選択肢が増えたことで、
「どの薬が自分に合うのか分からない」という方も多くいらっしゃいます。
お気軽に医師・スタッフまでご相談ください。
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ご相談ください
乾燥肌、お肌のかゆみ、ぶつぶつ、お気軽にご相談ください。
一人ひとりに合わせた治療法をご提案いたします。
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