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●蕁麻疹とは

 

蕁麻疹は、かゆみを伴う赤み(膨疹)が突然出現し、通常は数時間以内に消える皮膚の病気です。

発症から6週間以内のものを「急性蕁麻疹」、6週間以上続くものを「慢性蕁麻疹」と分類します。

特に、医療機関を受診される蕁麻疹の約70〜80%は特発性蕁麻疹(明らかな原因がないタイプ)です。
慢性蕁麻疹では、さらに高い割合で特発性が占めています。

 

●主な症状

  • 突然出現する、赤く盛り上がった皮疹(膨疹)

  • 強いかゆみ

  • 皮疹は数時間以内に消え、跡を残さない

  • 顔(特に目や唇)に腫れが出ることも(血管性浮腫)

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蕁麻疹

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●蕁麻疹の原因

 

蕁麻疹の原因はさまざまですが、特発性の場合は明らかな誘因が見つかりません。
そのほかにも以下のような要因が知られています。

 

主な要因:

  • 食物、薬剤、感染症

  • 発汗、温度変化、日光、圧迫などの物理刺激

  • ストレス、疲労

  • 背景に自己免疫反応が関わることもあります

 

※すべての原因を特定できるとは限らないため、症状をきちんとコントロールしていくことが大切です。

●治療

 

基本となる治療は次の2つです。

① 原因・悪化因子の回避

  • 食べ物、薬剤、環境要因などをできるだけ特定し、避ける努力をします。

 

② 薬物療法

  • 内服薬(抗ヒスタミン薬)を中心に治療を行います。

  • 抗ヒスタミン薬で症状が十分に抑えられない場合は、薬の種類や量を調整します。

  • 重症例では、注射製剤などの追加治療を検討することもあります。

※ステロイド外用薬は通常、蕁麻疹治療には使用しません。

 

ご相談ください

かゆみを伴うぶつぶつができた場合は、お気軽にご相談ください。
一人ひとりに合わせた治療法をご提案いたします。

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